乾燥と寒さに注意
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季節の不調
2月は空気が乾燥し、寒さで身体の抵抗力も低下することから、病気やケガのリスクが高まる月です。
では、具体的にどのような疾患が多くなるのか、乾燥と寒さが身体にどのような影響を与えるのかについてお伝えします。
はじめに乾燥です。
空気が乾燥すると、身体からの水分の蒸散量が増加します。
これにより乾燥肌や肌荒れなどの皮膚トラブルが起ります。
そして、体内の水分量が減少するに従って血行が悪くなり、心筋梗塞、脳梗塞などが起こりやすくなります。
また、乾燥は筋肉の弾力も奪ってしまうため、寒さによる血行不良と相まって、ぎっくり腰などを誘発する原因にもなります。
つぎに寒さについてです。
寒さは全身の血行を悪化させるとともに、急激な温度変化により、ヒートショックを起こすリスクがあります。
ヒートショックとは、家の中の激しい温度差によって血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、国内ではご高齢の方を中心に年間1万人以上が命を落としています。
高血圧や動脈硬化、糖尿などの基礎疾患をお持ちの方は、十分にご注意ください。
乾燥と寒さに気をつけて、身体をよく温め、水分補給をしっかり行いましょう。