冬の水分補給
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季節の不調
冬でも脱水症状が起きやすいことをご存知ですか?
脱水症状は、暑い夏場に限った話ではありません。
意外と冬の季節にも多いのです。
空気が乾燥して身体から水分が奪われることを、「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といいます。
そうした気づかないうちに皮膚や粘膜、呼気から蒸発していく水分によっても脱水症状が起こります。
また、夏場に比べて冬のほうが喉の渇きを感じにくいことから、水分補給の回数が減ってしまうことも、原因のひとつに考えられます。
水分摂取の機会減少による影響は脱水症状のほかにも、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす危険性をはらんでいます。
水分が不足した身体は血液の粘度が上がり、いわゆる「ドロドロ」の状態となっています。
淀んでドロドロの血液では、血管が目詰まりを起こしやすくなってしまうのです。
脳卒中や心筋梗塞は、寒さの厳しい時期にもっとも多く発生しています。
そんな冬の水分補給におすすめしたい飲み物が白湯です。
不感蒸泄ではミネラルなどの電解質はあまり失われませんので、この時期の脱水予防には、身体の保温とともに水分が補える白湯などがよいです。
喉の渇きを感じる前に、こまめな水分補給を心がけていきましょう!